| 下張りの種類は次のとおりである。 |
| 1. |
目張り
下地の隙間、穴などを紙張りして覆うもので、張り方は6~7cmほどの幅で適当な長さに切った紙に全面糊付けしてベタ張りする、張りつなぐ場合は1cmほど重ねて張る。用紙はクラフト紙、ハトロン紙、和紙。 |
| 2. |
廻りベタ
上張り(壁紙)の接着をたすける目的で張るもので、下地面の四周に6~10cmほどの幅に切った紙をベタ張りし、張りつなぐ場合は1cmほど重ねて張る。用紙はクラフト紙、ハトロン紙、和紙。 |
| 3. |
ベタ張り(捨てベタ)
下地全面に紙張りし均一な下地面とするもので、張り方は全紙判または半裁にした紙をベタ張りする。張りつなぐ場合は1cmほど重ねて張る。用紙はハトロン紙、和紙。 |
| 4. |
袋張り(一遍袋、二遍袋)
小判に切った紙の四周に幅2~3mmぐらいに接着剤を塗布し、下地の四周部分は約3cmほど逃げたうえで面全体に張るもので、下地に張り付く部分が少なく、紙が下地から浮いた状態になるので「浮かし張り」とも言われる。この下張りの特徴は、下地の不陸や凹凸があっても簡易に美しい平滑面が得られる。
また、和紙や織物の風合いを活かした仕上げが行える。張替えのときに剥がしやすい。
一方、梅雨時などは紙が伸びてたるみが生じる。下地との間に空気層があるため、火災時には燃えやすいなどの問題もある。袋張りを一度した場合は一遍袋といい、その上に更に袋張りを重ねるものを二遍袋という。用紙は代用石州、茶ちりぐ桑ちり(石州、細川を用いることもある)。 |
| 5. |
ジョイントベタ
壁紙のジョイントが生じる部分に幅12cmほどの紙をベタ張りし、壁紙の接着をたすけるもので、直張りの場合でも下地の状態によっては用いられる。袋張りでは、その上で壁紙を突きつけ張りにジョイントする場合は、袋の紙を保護するため欠かせないものである。張りつなぐ場合は1cmほど重ねる。用紙はクラフト紙、ハトロン紙、和紙。 |
| 6. |
清ベタ張り
袋張りの上に紙張りして、袋のたるみを押さえ、安定した平面を得るもので、とくに、柄織物の壁紙を張る場合は、袋を傷めないで柄合わせの作業をするために欠かせないものである。張り方は乱半裁程度に切った紙をベタ張りする。
張りつなぐ場合は1cmほど重ねる。この紙の段差が問題なものでは、サンダーを掛けるかパテしごきして平らにする。用紙は代用石州、石州、細川。 |