4. 1 アンダーレイ(下敷き材)
 
アンダーレイを使用することによって
1 カーペットのクッション性能をより高める。
パイルの復元性が良くなるので、歩き心地、踏み心地が一層良くなり、歩行性、防滑性、安全性も同時に高まる。
2 カーペットの特質である吸音性を高め、かつ床衝撃音緩和に大きな効果をもたらす。
木床の流行と共に問題化している音については、カーペットは特にアンダーレイと一体となるとき、効果を発揮する。住居を静かにする点では、カットパイルカーペットのグリッパー工法が最善というデータもある。
3 カーペットの耐摩耗性を高め、カーペットを長持ちさせる。
正しい弾力性のあるアンダーレイに正しい施工をされたカーペットは、アンダーレイのないカーペットの2倍も長持ちするといわれている。但し、柔らかすぎると逆に摩耗が早く、歩行量の多いところは堅めのアンダーレイが適している。
4 カーペットの繊維によって、取り込まれた空気層の断熱性が保温性を補強し、一層の省エネに役立つ。
5 施工性を高める。
床下地のへこみ、ふくらみ、亀裂等があると、その補修が先決であるが、軽微なものはアンダーレイの種類や敷き方でカバーできる。
 米国で開発された重歩行用工法で、スプレータイプで且つピールアップ性のある接着剤が開発され、アンダーレイを接着し、さらにその上にカーペットを接着する工法である。二重に接着することから、米国ではダブルスティック工法と称している。
 この工法の利点は、グリッパー工法と比べて施工後の「たるみ」や「しわ」が発生しにくく、歩行頻度の高いホテルのロビー、宴会場、ラウンジ等に適した工法である。
 但し、グリッパー工法と比べて割高になるので、わが国では普及に至ってない。