5 1 接着剤の分類
 床仕上げ施工に使用する接着剤は、液状タイプが多い。
したがって、接着剤を分類する際"主成分"およびその成分を溶かしている"溶媒"で分類するのが一般的である。この溶媒は通常大きく2つに分類される。ひとつは水を溶媒としたもので『エマルション形』といい、特に主成分がゴムである場合のエマルションを『ラテックス形』と呼ぶ。もうひとつはアルコールや酢酸エチルなどの水以外を使用した『溶剤形』である。
 以下に接着剤の分類を表にした。
表 5-1 接着剤の分類及び性能・特徴の一覧
主成分の種類 溶媒区分 一般的な性能・特徴
 酢酸ビニル樹脂系

水溶形

 エマルション形  塗工性が良く、張り付け時間が比較的長い。
 寒冷時は接着難。
 ビニル共重合樹脂系
 アクリル樹脂系
 ゴム系  ラテックス形  初期粘着力が高い。安価。
 酢酸ビニル樹脂系

溶剤形

 初期粘着力が高く、エマルション形と比較し
 接着強度も高い。寒冷時の接着可。
 ビニル共重合樹脂系
 ゴム系  初期粘着力が高い。垂直面に使用可。
 エポシキ樹脂系

反応形

 2液混合による反応型、接着強度大。
 ウレタン樹脂系  1液湿気による反応型、接着強度大。