1 ウィンドートリートメント
        ウィンドートリートメント(窓装飾)には、さまざまな商品があるが、その中でカーテンが最も多く使用されている。カーテン以外では、ベネシャンブラインド、バーチカルブラインド、ロールスクリーン、ローマンシェード、プリーツスクリーンなど、部屋の使用目的に沿って機能性、装飾性を生かして使用されている。
 部屋のコーディネートを考えるときには、そこに住む人の家族構成や、家族の趣味・趣向を十分に把握するためのコミュニケーションが不可欠となる。そして床、壁、天井、家具調度品、照明など、全体のバランス感覚、様式、色、柄、素材など、すべてを含めた調和の取れたコーディネートが基本となる。
 窓辺の演出プランを立てるには、いくつかの目安がある。
 
1〕 部屋の機能(使用目的)を考える
          家族のリビングルーム、ダイニングルームなどのパブリックルーム、主寝室、子供部屋、老夫婦などのプライベートルーム、その部屋に住む人と、使用目的を考えること。
 リビングルームは、家族全体が集い、憩う場であるから、明るく開放的で共通性のある趣向が適している。
 ダイニングルームは、明るく爽やかな雰囲気が必要であり、寝室は安らぎと眠りに適したシックで落ち着いた暖色系、グリーン系、ナチュラルなどの配色が望ましい。
 子供部屋では、男女の差、年齢によって変わるので、値頃の商品で子供の成長に合わせて、3年位で替えるようにしたい。
 以上のように、使用する人の趣味・趣向と使用目的にそった配慮が必要となる。
 
2〕 窓の形や周囲の条件を考える
          窓の位置、大きさ、周辺などがどうなっているか。
北側の窓、西側の窓、南面など、例えば、西日の強く当たる位置では、日差しを遮るベネシャンブラインドとカーテンとを組み合わせるとか、清涼感のある日光堅牢度のよい配色などを選択する。 北側では、暖色系が望ましいでしょう。
 家が隣接している窓では、遮蔽性のあるカーテンを、東側に窓がある寝室では、遮光性カーテンか、裏付きカーテンなどが望ましい。 また、出窓にはローマンシェード(上下に開閉する)とか、スタイルカーテン、小窓にはカフェカーテンとか、ムースシェードなどが適切であろう。 
 
3〕 家具調度品との調和
 様式に、必要以上にこだわることはないが、家具調度品とのコーディネート、バランス感覚は重要であり、十分配慮しなければならない。
 室内装飾は、建築と共に長い歴史の中で培われてきた。クラシックな家具、アンアィークな家具、モダンな家具、シンプルな家具などがあり、それに合った照明器具も数多く市販されている。
 人それぞれがさまざまな趣向をもっており、素材感、カラー、デザイン、スタイルなど、全体のバランスが「ちぐはぐ」にならないように、調和のとれた演出、商品のセレクトに十分な配慮が必要であり、特にカーテンは、視覚的に大きな比重を占めるので、配色、デザイン、素材、スタイルに十分注意し、調和のとれた構成にすることが大事となる。