 |
 |
|
2 色の三要素 (三属性) |
|
|
|
|
|
|
|
|
1〕 色相 (色み) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
赤、黄、緑、青など、色合いの違いを色相という。[1図]のように純色の赤、黄、緑、青、紫というようにスペクトル(虹の色彩)に沿って円状に並べると、色相の環ができる。これを色相環という。
主体となる色の反対(榿であれば青)に位置する色を補色という。補色は、相互の色みを引き立たせる効果がある。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|

 |
|
|
|
|
|
|
|
2〕 明度 (色の明るさ) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
明度は、色の明るさ、暗さを示す。無彩色の色の属性は、明度だけで、白、明るい灰色、灰色、暗い灰色、黒というように、明るさの度合いを表す。
有彩色でも白に近い明るい色み、灰みの段階、黒に近い濃色など、有彩色の明度は、無彩色の明度スケールを基準にして示される。
|
|
|
|
|
[2図] |
|
|
|
|
|
3〕 彩度 (色の鮮やかさ、濁りみ) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
彩度は、色みの強さの度合いで、純色に近い鮮やかな色を彩度が高いといい、濁った色を彩度が低いという。無彩色には色相(色み)がないので彩度はない。無彩色に色みが加わるにしたがって彩度は高くなる。色相でも、黄色系は高く、青、紫系は低くなる。つまり黒に近い色ほど彩度は低くなる傾向がある。 |
|
|
|
|

|
|
|
|
|
|
|
|
1. 色の対比 |
|
|
|
|
室内には数多くの色が相互に影響しあって存在し、単独で見た色とは違った感じを与える。これが色の対比である。 |
|
| |
|
|
|
|
|
2. 明度の対比 |
|
|
|
|
同一色相でも、組み合わせる色の明るさ、暗さによって、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く、明度の差が広がって感じられる。
中程度の明度の色が部屋の主調のとき、明るい家具や絵画などを配置すると、活気のある部屋になる。 |
|
|
|
|
|
|
|
3. 彩度の対比 |
|
|
|
|
同じ色でも、彩度に差があると、鮮やかな色はより鮮やかに、鈍い色はより鈍く、暗く感じる。 |
|
|
|
|
|
4〕 色の配色 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
部屋の色彩計画は、住む人の好みに従って、心理的に協調できる主調色を決めることが基本。
この主調色は、部屋全体の大きな面積を占め、ほかの色はこの主調色に対する従属色となる。
部屋の配色を考えるとき、住む人の好み、希望を正しく把握することが大事。床、壁、天井は面積的にも大きく、また長期(10年〜20年)に使われるので、ベーシックな色でまとめる方が無難といえよう。慎重に選ぶ必要がある。
また、部屋の大きさによっても変わる。小さな部屋の場合は同系配色でまとめた方が無難であり、12畳、15畳など大きな部屋の場合、同系ではやや物足りなく、色みがやや広がった類似配色の方が、生き生きとした部屋になる。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
1) |
同系配色(単色配色、I字配色)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
同一色相、同トーン線上の近似の配色で濃=床、中=壁、淡=天井というように、明度、彩度の近い色調で部屋の色を決める方法、静穏で空間が広く感じられる。6畳、8畳など比較的狭い部屋では無難で効果的。
|
|
| |
|
|

|
|
|
|
|
|
|
|
|
2) |
類似配色(V字配色)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
色相環がごく近く、似た3色ぐらいの色相配色の中で配色する方法で、暖色系、寒色系、中性色系の組み合わせは調和のしやすい配色である。明度、彩度を調整することにより、同系配色より、やや変化に富んだ部屋の演出ができる。
|
|
| |
|
|
|
|
|
|
|

|
|
|
|
|
|
|
|
|
3) |
対照配色(Y字配色)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
類似配色、あるいは同系配色を主調色としてバランスをとり、面積の小さな物体面にアクセントとして補色を用いると、活気のある部屋が演出できる。
|
|
| |
|
|

|
|
|
|
|
|
|
|
5〕 ドミナント効果 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
赤み、黄み、青み、などの全体の色み、あるいは白さ、灰みなどのトーン(調子)の色数が多くあっても、部屋全体が統一された調和がとれている場合、支配的色相やトーンを主調色「ドミナント・カラー」、ドミナント効果という。
人間には視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚など、すべての感覚が生きている証しとして、それぞれが反応している。これらの中で、特に視覚から受ける色彩の感情に及ぼす影響は大きい。好きな色と嫌いな色、色に対する好き嫌いは、人によって大きく異なるが、一般的には共通の傾向がある。 |
|
|
|
|
|
|
|
1. 暖かい色、寒い色 |
|
|
|
|
人間は色を見て暖かく感じたり、冷たく感じたりする。一般に赤、榿、黄色の暖色系の色は暖かく感じ、青は水からの連想で冷たく感じる。緑、紫などの中間色にあまり寒暖の差を感じない。
人は赤、榿、黄色などに対して暖かさと積極性、外向性を連想させ、青緑、青は寒さ、清涼感、落ち着き、知性を連想する。中間色である緑は、くつろぎ、やすらぎ、休養、平和、安心感など、紫は優しさ、優雅さ、高貴さなどの感情を連想させる。また同じ色相でも明度、彩度によって、派手さ、渋さ、軽快さ、重厚さなどさまざまな連想を意識させられる。 |
|
|
|
|
|
|
|
2. 興奮色、沈静色 |
|
|
|
|
赤、榿、黄色系の暖色で、特に彩度の高い色は興奮感を感じ、青、青緑は静寂さ、落ち着きを感じる。一般に、明度が高いと興奮的になり、低いと沈静的になる。 |
|
|
|
|
|
|
|
3. 軽い色、重い色 |
|
|
|
|
色には軽く感じる色と、重く感じる色がある。白や明度の高い明るい色ほど軽く、同明度では彩度の高い色ほど軽く感じ、黒や明度の低い暗い色、あるいは同明度で彩度の低い色ほど重く感じる。床は、壁よりやや重みのある色を使うと安定感が得られる。 |
|
|
|
|
|
|
|
4. 派手な色、渋い色 |
|
|
|
|
彩度の高い色は派手に感じ、彩度の低い色は落ち着いて渋く感じる。同彩度では、明度の高い色は派手に、明度の低い色は渋く感じる。渋い色を基調色とした部屋に、派手な色をアクセントに使うと、落ち着きの中にも生き生きとした室内が演出できる。 |
|
|
|
|
|
|
|
5. 陽気な色、陰気な色 |
|
|
|
|
暖色系の赤、榿、黄色など純色に近い明るい色は陽気な気分にし、彩度の低い灰みの青、青緑などは陰気な感じになる。 |
|
|
|
|
|
|
|
6. 柔らかい色、堅い色 |
|
|
|
|
白や明るい灰色を混ぜたようなパステルカラーは柔らかな感じになり、黒を含んだ重たく光沢のある色は一般に堅く感じる。 |
|
|
|
|
|
|
|
7. 進出する色、後退する色 |
|
|
|
|
彩度、明度が高い色、黄色、榿、黄緑などは、進出色として目立つ色。紫、青、青緑など彩度、明度の低い色は後退して見える。
また、彩度、明度が高い色は、拡大性(強く大きく見える)があり、彩度、明度の低い色は収縮したように見える。 |
|
| |
|
|