第4章  床シートの施工法
           
4.1 床シートの取り扱い方
4.1.1 傷、汚れの防止
  床シートは傷、汚れが付くと、その部分だけでなく、全幅にわたっての切除が必要となり、そのために継ぎ目箇所が多くなって美観上問題となり、また材料ロスが多くなるので、運搬や施工作業中においては取り扱いには充分注意する。
           
4.1.2 床シートの保管
  立てて倒れないよう数本まとめて紐でしばっておく。俵積みはロールがつぶれ、巻ぐせが付き波打ち状態となり、仮敷き作業が必要となる。また、斜めに立てかけると端部にくせが付き、端部を切り落とすこととなる。
  直射日光の射すところでは、ロールの外側や端部だけが軟化して伸び不良品になる。床シートの保管には、直射日光の当たらない、乾燥した平らな場所に保管する。
           
4.1.3 内巻き、外巻き床シートの開梱
  床シートには内巻きと外巻きのものがある。内巻きにしてある硬質塩化ビニル床シート、リノリウムなどは、広げる時に冬場のような低温時には割れることが多い。開梱する前には、材料を20℃以上の部屋で長時間温めるか、トーチランプであぶりながら開梱しなければならない。
  外巻き床シートは、広げる時表面を痛めるので、ターニングローラーを必ず使用し、床シートを反転し、床シート表層を傷めないようにする。