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第5章 特殊下地施工法 |
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5.1 特殊下地に対する施工 |
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5.1.1 鋼板下地 |
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(1) |
溶接部のビードやスパッター(飛び散った金属粒子)は、グラインダー、サンダーなどで平滑にする。 |
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(2) |
目違い、窪み、段差などは、エポキシパテ、ポリパテなどで平滑にする。 |
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(3) |
たわみ、振動など強度不足のある場合は、監督者と協議して、その対策を講じてもらう。 |
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(4) |
表面の錆、モルタルなどの付着物は、完全に除去する。 |
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(5) |
鉛丹などの防錆塗料が塗装されている場合は、サンダーなどで削り取り、鋼鋲と接着性の良いエポキシ系の防錆塗料を塗布する。 |
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いずれの場合も、防錆処理し、乾燥後なるべく早い時期に、エポキシ系接着剤を使用し張り付ける。防錆処理後あまり経過すると接着剤との接着が悪くなることがあるので充分注意する。 |
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5.1.2 暖房床 |
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暖房床には、コンクリート埋設型、木造根太間設置型、及びパネル設置型がある。 |
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(1) |
コンクリート埋設型 |
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いわゆるパネルヒーティング設置型を言うが、コンクリートの深部に含まれた水分がパネルヒーティングの熱により上昇し、またヘアークラックができ、床タイル、床シートの剥離、ふくれを起こすことがあるので、施工前7〜14日前からパネルヒーティングを稼働し、充分に乾燥させ(含水率8%以下)、使用状態の温度で張り付け作業を行う。
張り付け後も、24時間程度通温しておき、接着剤の硬化を促進させる。 |
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(2) |
木造根太間設置型 |
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暖房用のパイプを根太の間に設置して、その上に合板を張り床下地としたもので、合板の継ぎ目の段差をグラインダーなどで平滑にし、釘頭は埋め込む程度に打ち込み、ポリパテなどを充てんして平滑にする。 |
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(3) |
パネル設置型 |
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パネルの段差やパネル位置の釘頭、窪みなどはポリパテを充てんして平滑にする。 |
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| (注) |
暖房床の施工に当たっては各種の問題点が多くあるので、必ず床材メーカーと充分に協議して行う。 |
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5.1.3 プラスチック床材下地 |
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(1) |
既存の床材に剥離、浮きなどがなく、しっかり接着しているかを確認する。 |
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(2) |
既存床材表面に、塗布されているワックスを剥離剤で洗い落とすか、軽くサンダー掛けをして表面を荒らす。特に水性ワックスを使用している場合は注意する。 |
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(3) |
床タイルなどが部分的に破損、損傷している場合は、同じ厚み及び材質の床材で部分補修をし、目地部の縮みが発生している場合は、パテなどを充てんする。 |
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(4) |
非吸水性下地となるので、使用接着剤がエマルション形、ラテックス形、溶剤形の場合は、通常の下地の場合よりも長くオープンタイムを取らなければならない。新しく張る床材に合った接着剤を使用するのが良いが、施工に際してはメーカーと協議し、接着剤の選択に際し再検討することが望ましい。 |
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(5) |
表面が平滑でないクッションフロアなどは、施工後表面に凹凸模様がそのまま浮き出るので、重ね張りは避けたほうが良い。止むを得ない場合は、エンボス部分をパテなどで充てんして平滑に仕上げる。 |
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5.1.4 塗り床下地 |
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(1) |
既存塗り床が下地に完全に接着しているかを確認する。接着不良の箇所は重ね張りはできないので、剥がして補修する。 |
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(2) |
弾性のある塗り床の場合は、原則的に硬い床仕上げ材の重ね張りはできない。 |
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(3) |
塗り床表面の汚れ、油脂などは中性洗剤で洗い落とす。 |
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(4) |
塗り床表面をサンダーなどで荒らし、接着性を良くする。 |
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(5) |
部分的に破損、損傷している場合は、その部分を剥がし、下地補修材で平滑に仕上げる。 |
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(6) |
使用接着剤は、塗り床に接着性の良いエポキシ系接着剤を使用するが、施工1週間程度前に、lm角程度の新しく張る床材を試験的に張り、乾きの度合いや接着の状態を確認してから、施工をすることが大切である。 |
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(7) |
非吸水性下地となるので、接着剤のオープンタイムは、通常の下地の場合よりも長く取らなければならない。 |
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5.1.5 陶磁器質系下地 |
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(1) |
既存陶磁器質タイル表面に付着した汚れ、油脂などを中性洗剤で洗い落とす。 |
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(2) |
部分的に剥離している箇所及び目地部分は、硬練り用下地補修材で平滑に仕上げる。 |
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(3) |
陶磁器質タイルに接着性の良い下地補修材を薄く全面に塗布し、平滑に仕上げる。 |
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(4) |
使用接着剤は、新しく張る床仕上げ材の標準接着剤を使用する。 |
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5.1.6 石材系下地 |
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(1) |
既存床の黄銅(しんちゅう)目地などの突起物は、サンダー掛けなどを行って削り、破損、損傷部は下地補修材で平滑に仕上げる。 |
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(2) |
表面に付着した垢、油脂、汚れなどは中性洗剤で洗い落とし、サンダーなどで表面を荒らす。 |
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(3) |
非吸水性下地となるので、接着剤のオープンタイムは、通常の下地の場合より長く取らなければならない。 |
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5.1.7 木質系下地 |
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(1) |
既存木質系床材がしっかり接着、固定されているかを確認し、不備のある場合は手直しをする。 |
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(2) |
若干の窪みなどは、下地補修材で平滑に仕上げる。 |
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(3) |
木質系床下地(特にむく板の場合)は、湿気による伸縮が大きいので、1類合板(厚み5.5o以上)をスクリューネールまたは逆さ釘で100〜150o間隔で打ち留める。接着剤を併用すれば、より効果的である。 |
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(4) |
釘の打ち方その他の要領は、木質床下地と同様である。 |
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