第5章     床下地とその施工条件  
       
     床仕上げの良否は下地によって決まるものである。下地が悪いと下地の状態がそのままというより、悪いことがよりオーバーに表れ、各種クレームのもととなる。  
         
     
 
(1) 平滑
   コンクリート下地、モルタル仕上げ下地で凹凸、突起などがあると、床仕上げ表面にそのまま表れ、視覚的に支障をきたすばかりでなく、歩行などによる摩耗のため耐用年数に大きく影響する。
  また、接着剤が均一に塗布できず、接着力を大きく低下させ、剥離の原因となる。
(2) 乾燥
   下地の乾燥が不充分な場合、下地が水により濡れているため、接着剤の接着力が阻害される。
(3) 強度
   コンクリート下地、モルタル下地の強度不足は、床仕上げ施工後、下地の表面が床材ごと剥がれてしまう。
(4) 剛性
   鋼板下地、木質下地で根太及び梁間隔の大きすぎ、合板、鋼飯の厚さ不足は、歩行などの繰り返しによるたわみのため、床仕上げ完了後、硬化した接着剤が破壊され剥離の原因となる。
(5) 汚れ
   下地表面の塵埃、油脂などの汚れは、接着剤の塗布を妨げ、完全な接着は望めない。