2 現場作業者の心得
 工事に従事する作業者は、現場では壁装施工会社を代表する存在である。したがって、技能や施工態度はもとより、社会性においても一般常識にかない、現場管理者、自分が所属する会社、ならびに、関連する職方などとの関係が円滑に行き、工事全体が順調に進むよう心掛けることが求められる。現場作業者の心得の主なものを次にあげてみる。
1 あいさつ、連絡、報告
管理者へ ・・・・ 現場への入・退場時に必ず、あいさつ、報告をする。
例えば「おはようございます。○○内装の□□と申します。A棟3階の壁装工事に参りました。」「お世話になりました○○内装のA棟3階は終わりました。明日は4階にかからせて頂きます。今日はこれで失礼します。」など。
会社へ ・・・・ 作業の途中で問題が生じたら連絡し指示をあおぐ。現場へ直行、直帰が指示されているときは、入・退場時に必ず電話を入れ報告をする。
他の職方へ ・・・・ 現場で顔を合わす各種の職方にも進んであいさつし、明るい現場にするよう心掛ける。

2 服装、作業態度
 現場は顧客の大切な場であり、仕事は顧客のインテリアを仕上げることである。服装においても、作業態度においても、それに従事するプロにふさわしい緊張感、節度、言葉づかいなどが求められるのは当然である。

3 現場の決まりを守る
 建築現場には管理上の必要や安全などのためさまざまな決まりがある。安全会議や打ち合わせなどでいろいろと指示されることもある。沢山の職種が共働する現場においては秩序維持は極めて大切である。

4 安全・衛生
 安全帽の着用、安全作業の注意。溶剤を使用する時は、火気、換気に常に注意する。タバコは休憩所で吸うなど、安全・衛生に絶えず心掛ける。

5 工程を確認、指示を守る
 工程は会社が発注者との契約に基づいて決めているもので、作業者はそれを確認し、守らなければならない。自分勝手な判断は、現場に迷惑をかけ、会社の信用も損なう。現場で決められている作業時間も厳守する。

6 整理・整頓・養生
 糊付機は養生をしてセットする。道具類は整頓しておき、使ったら直ぐ元に戻す。裁ちくずなどは床を汚さないようにゴミ袋へ入れ、その日のうちに処理する。カッターの刃は散らかさないで所定の容器に入れる。

7 技術向上、心を込めて
 材料のムダを防ぐ。下地を点検、対策を適切に。仕上げを確認、クレームの恐れはないか。重ね裁ちではボ〜ドの紙を切らぬよう注意。自主検査で点検を。

8 健康管理
 健康管理に注意し、常にベストの体調で作業するよう心掛ける。健康診断は必ず年1回受ける。なお、有機溶剤作業に従事する場合は、半年に1回健康診断を受ける。