3 材料、機器類の手配
 壁紙、下地調整剤、接着剤などは、施工計画書に基づいて、必要なものを必要量揃えるよう手配する。この場合、不足が生じると工程の狂い、手間のロスなどが起こるので若干の余裕をみるようにする。反面、多すぎるとむだを生じさせ、欠損工事となる恐れがあるので、双方を勘案した量の手配が大事である。機器類についても、現場担当者と打合わせして確認しておく。
1 壁紙の手配
 指定の商品が品切れの場合もあるので手配は早めに行う。材料の種類や量が多い場合は取引店と現物サンプルを照合しながら、在庫を確かめたり、予約確保をしておくようにする。
 防火壁装材料の場合は、下地と壁紙との組合わせで得られる防火性能が、内装制限に適合するかどうか、また、認定商品名、検定番号、さらに、検定番号が失効していないかなどを調べ確認する。
 次のような場合は、特に注意し、取り扱い店と連絡を取りながら段取りをすること。
1 遠方の工事
2 休日または夜間工事
3 柄ロスの多い壁紙
4 数量が正確に把握できない場合
 大規模工事で大量の壁紙を発注する場合は、壁紙の予約確保をした上で、全体量の1/2+1/4+・・・・というように、何回かに分けて発注し、その都度納品するよう依頼する方式をとると、材料のむだやロスを最小限にとどめることができる。
2 下地調整剤、接着剤の手配
 下地調整剤、接着剤については、施工計画書(仕様書)で特別な指定があるかどうかをみて、特にない場合は通常の自社の規格に基づいて発注する。指定がある場合は、入手するまでに日時を要することもあるので、早めに手配する必要がある。
 主な下地調整剤、接着剤の所要量の目安を表2.2.1に示す。なお、この手配も全体の購入量について打ち合わせしたうえで、何回かに分けて発注し、その都度納品するよう依頼するのが良い。
表2.2.1 下地調整剤、接着剤の所要量の目安

材    料

使用量・施工面積
 粉パテ・下塗り用

20kgで

・・・

100㎡程度
 粉パテ・上塗り用

20kgで

・・・

150㎡程度
 粉パテ・上塗下塗両用

20kgで

・・・

100㎡程度
 ペースト状パテ・上塗下塗両用

20kgで

・・・

70㎡程度
 ペースト状パテ・上塗用

20kgで

・・・

200㎡程度
 シーラー・エマルション(2倍)

4kgで

・・・

 80㎡
 シーラー・エマルション(5倍)

4kgで

・・・

200㎡
 シーラー・溶剤型

3kgで

・・・

 20㎡
 でん粉系接着剤

18kgで

・・・

160㎡
 エチレン酢ビ混合でん粉系接着剤

18kgで

・・・

170㎡
(注) 季節や現場の状況によっては差があるので、数値はあくまで目安である。