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団塊ジュニア

 
 
 


昭和46年から49年生まれの「団塊ジュニア」と呼ばれる世代が注目を浴びている。
団塊ジュニアの特徴は住宅購入の意欲が強い上に感性も豊か、当然インテリアへの関心も高い。インテリア業界も彼らを顧客として呼ぶ込む努力をしなければならない。
団塊ジュニアと呼ばれる世代は男性が401万人、女性が393万人の計794万人で「団塊の世代」に次ぐ一大勢力を形成している。この世代は昭和22年から24年生まれの団塊の世代の長子達である。


団塊ジュニアの共通項は住宅購入である。
この世代は非常に自立心が高い。換言すると自主独立派なのである。
この背景には3点の問題意識がある。
具体的には、
① バブル景気崩壊の波に翻弄(ほんろう)され、それを家族一丸で乗り切ってきただけに「家族の絆を重視」する。
② リストラで苦労した父親の背中を見て育っているだけに「企業への過度な依存をタブー視」する。
③ 新聞紙上で年金崩壊が毎日の如く叫ばれているだけに老後を国に全面的に託すのは危険だという「国への潜在的不信感」である。

そのためには早い段階でマイホームを持たなければならないと考える。
もちろんマイホームには一軒家と分譲マンションの2種類があるが、彼らは社会問題化した姉歯事件に象徴される耐震基準の偽装問題を見ているだけに問題が発生した場合、合意形成が難しいマンションよりは一軒家の方がベターという結論に落ち着く。また建築費も1平方メートル当たり八万円、坪換算26万円前後であるなら30代前半の団塊ジュニアでも購入が可能である。
かくして相続税の替わりに物納された大都市郊外の100坪程度の土地をパワービルダーが購入して四等分、そこに低コスト住宅を建て分譲する。これがパワービルダー躍進の背景である。とにかく凄まじいパワーだ。
バブル景気が崩壊した平成2年の170.7万戸をピークに新築住宅着工戸数は減少するが、平成14年の115.1万戸を底として一転上昇に転じる。もちろん牽引役は団塊ジュニアである。

さてパワービルダーの住宅はクリーム色等の明るいカラーを基調として、洋風の香りをプンプン漂わせる瀟洒な住宅が特徴である。だが思惑とは裏腹に個性を強調しながら実は没個性になっている面が多分にある。これは建設コストという制約があるだけに仕方がない。ならばインテリアだけでも自分達の感性で趣向を凝らそうではないか。こう考えるのが自然である。かくして30代の若い夫婦はマイカーを運転して物色の旅に出発する。
パワービルダーの住宅は窓回りに限定すると「小さな縦長窓」で共通している。
もちろん大きな横長窓があってもリビングなど僅か、多くは小さな縦長窓である。だとすればカーテンよりもシェードやロールスクリーン等の通称「メカ物」で決まる可能性が高い。
こうした背景からメカ物が着実に増大していく。しかし供給側が留意しなければならない点は団塊ジュニアの購買パターンである。当然、住宅を購入した時点で資金は殆ど底をついている。しかし素敵で快適な室内空間を追求する願望は強い。だとすれば納得するまで徹底して選ぶ以外に方法はない。これは当然の帰結である。
当然、インテリア販工店はヴィジュアル世代でもある団塊ジュニアのテイストやニーズ、或いは疑問に対応できる専門知識が必要であることは言うまでもない。